「ライフキネティックと神経可塑性」神経の可塑性(かそせい)ってなぁに?

キネ子

ライフキネティックをやると、脳ではどんな反応が起こるの?

脳みそ夫

新しい脳細胞ができたり、脳細胞同士がどんどんつながり合ったり変化していくんだよ。神経の可塑性だね。

キネ子

かそせい?そんな言葉初めて聞いたわ。

脳みそ夫

脳はどんどん変化していくっていう特性があるんだけど、それを神経科学では”神経可塑性”って言うんだよ。

神経可塑性とは?

まず「可塑性(かそせい)」とは、物理などの領域では「力を外から加えて変形し、外からの力がなくなっても変形したまま戻らない性質」のことを言います。

そこに神経という言葉が頭についた「神経可塑性」ですが、つまりは外界からの刺激を受けて、機能や構造に変化が起こることを言います。

神経可塑性の仕組みには1.Map expansion、2.Sensory reassignment、3.Compensatory masquerade、4.Mirror region takeoverの4つがあります。

Map expansion(マップの拡張)

脳はマップのようなもので、それぞれの領域がそれぞれの感覚を司っています。

しかし、ある感覚だけを頻繁に使うようになると、その感覚を司る分野が拡大するという仕組みです。

例えば、何かしらの理由で視覚の刺激が極端に少ない方(生まれつき目がほとんど見えないなど)の中には、手で物を触っただけで形や質感、素材までわかる方がいます。

他にも、耳がとても良く、見えていなくても周りの環境がある程度わかるという話も聞きます。

これは、本来視覚を司る領域まで他の感覚の領域が拡大していることにより起こる状態です。

Sensory reassignment(感覚の再割り当て)

事故などで体の一部が無くなった時に、その無くなった部分が使っていた領域は、もう使わないことになります。

そのため、無くなった部分が使っていた領域を、残っている体の部分が使うようになるため、結果的に残っている体の部分が使う領域が拡大します。

Compensatory masquerade(代償的な虚構/見せかけ)

脳の一部がひどいダメージを受けた場合、ダメージを受けた領域が正常に機能しなくなることがあります。

そのため、ダメージを受けた領域に代わって、他の脳の領域がダメージを受けた領域が担っていた機能を代替するようになるのです。

Mirror region takeover(鏡の領域の乗っ取り)

つまり、ダメージを受けるなどの影響により、脳の一部の領域が担う機能が正常でなくなると、その反対側(鏡になる部分)がその機能を担うようになります。

なので、鏡にあたる領域の機能を乗っ取るようになるのです。

神経可塑性を促進するには?

神経可塑性の促進の鍵となるのは、「ドーパミン」です。

ドーパミンとは?

ドーパミンは興奮した時にたくさん出る物質ですので、達成感を味わうことや、慣れていないことに取り組むことで放出されるようになります。

ある動きに慣れてしまったらまた次の動き、その動きにも慣れてしまったらまた更に次の動き、…と繰り返して脳を活性化するのが、「ライフキネティック」です。

キネ子

ちょっと難しかったけど、外からの刺激によって脳神経が変化するってことだよね。

脳みそ夫

そう言うこと。
ライフキネティックで脳の神経に刺激が加わることで、脳の機能が良い方に変化するってことだね。。

キネ子

確かに、ライフキネティックをやると頭使うもんね。脳に刺激行ってる〜って感じ。

脳みそ夫

よーし、それじゃ今日もー

キネ子

Let’sライフキネティック!

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